被災地の子どもら「勇気もらった」 サッカーW杯日本代表にエール

香川真司選手から贈られたサイン入りのユニホームとボールを手にする若葉小サッカー部の児童=29日、熊本市東区
被災地支援で訪れた岡崎慎司選手に贈られたサインボールを手にする広安西小の児童=29日、益城町

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本代表が決勝トーナメント進出を決めた29日、熊本地震直後に代表選手と交流した被災地の子どもらは、強豪相手に道を切り開いた勇姿に感動し、「さらなる躍進を」とエールを返した。

 MF香川真司選手は地震から1カ月後に熊本市東区の若葉小を訪ね、「困難に負けず夢を持って」と呼び掛けた。香川選手の言葉を受けてサッカー部に入った今村海音[かいと]君(6年)は「W杯で憧れの人の活躍を見ると自分も頑張ろうと思える」と力を込める。

 コロンビアとの初戦、香川選手はペナルティーキックを決め、快進撃の口火を切った。第3戦もテレビで観戦したという山本湊太君(同)は「地震でつらかった時に、勇気を持てば何でも乗り越えられると教えてくれた」。除野心[よけのしん]君(同)は「決勝トーナメントでも、あきらめない姿を見せてほしい」と夢を託す。

 益城町の広安西小には、地震2カ月後にFW岡崎慎司選手が訪問。ミニゲームをした三村瑛毅[えいき]君(6年)は「グラウンドが地割れして練習ができなかったが、『プロを目指して』と声をかけてくれた」と振り返る。

 3戦を通じて積極的なプレーで魅せる岡崎選手に勇気をもらう。橋本琉[りゅう]君(同)は「地震は怖かったけどもう負けないと思わせてくれた。決勝トーナメントも全力で応援したい」と目を輝かせた。(堀江利雅)

(2018年6月30日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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