サッカーのJ1川崎から磐田に移籍した元日本代表FW大久保嘉人(36)が30日、等々力陸上競技場で行われた川崎のファン感謝デーで、「出戻りで半年で出るのは申し訳ないけれど、この年で立ち止まれない気持ちが強くてこの決断をしました」とサポーターらに別れのあいさつをした。
26日に移籍を発表した大久保はワールドカップにちなんでロシアの民族舞踊の音楽とともに登場。今季FC東京から2シーズンぶりに復帰したものの、リーグ戦の先発が4試合にとどまっていた36歳は、「自分の口で言わないとすっきりしない」と磐田の練習を欠席して駆け付けたという。
神戸から移籍した2013年から史上初の3年連続得点王に輝いた時代を振り返り、「フロンターレで復活させてもらえた。普通は移籍したらこういう所に来られないので本当にありがたい気持ちでいっぱい」と感謝を表した。
現在J1通算得点数を歴代最多となる181まで積み上げ、新天地で200ゴールを目指す。「まだまだやれる自信はあるし、記録が達成できる可能性はある。また違うチームになりますけれど、応援よろしくお願いします」と活躍を誓っていた。