交流深め環境美化 高校生と住民らが汗

 地域住民と交流を深めて環境美化に取り組もうと、逗子開成高校(逗子市新宿)の生徒たちが30日、市民ボランティアのお年寄りらと協力し、披露山公園(同)の清掃に汗を流した。

 約20年前、同校教諭が「教室では学べない誰かの役に立つ経験をしてほしい」と始まり、授業の一環として続いている。

 この日は1年生約270人と、お年寄りや市職員らが参加。市民ボランティアが数日かけて事前に刈った雑草を生徒たちが熊手やほうきでかき集め、トラックの荷台に運ぶなど、約1時間半かけて片付けた。

 大滝七央洋(なおみ)さん(15)は「暑い中で大変だったが、地域の公園がきれいになっていくのは達成感がある」と笑顔だった。

熊手などを使って公園内の雑草をかき集める高校生=披露山公園

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