バスケット全日本選手権、ヴォルターズ出場できず

 高校から大学、実業団にプロチームが集い「バスケットの真の日本一」を決めるはずの全日本選手権から熊本ヴォルターズなどB2勢の姿が消えた。日本協会の詳しい説明はないままで戸惑いが広がっている。

 今回、トップリーグの出場枠をB1勢に限定した背景には、不十分な運営態勢のままプロとアマが同じコートで戦うことへの不安、プロ選手がけがをした際の補償をどうするかなどを問題視したことがあるとみられる。

 「(全日本への)出場権がB2にはなくなった」。熊本ヴォルターズの西井辰朗GMは先月、県協会を通じルール変更を知った。Bリーグはリーグ戦、9月のアーリーカップと合わせ、全日本選手権を三大タイトルと位置付ける。「B1のチームに挑戦できるというモチベーションになっていた」と西井GMは意義のある大会だと説明する。

 その一方で、全日本選手権はリーグ戦を中断しながらの日程となるため、選手やスケジュールのやりくりに苦労が伴ったという。西井GMは「出場できないのならば仕方ない。リーグ戦に専念するだけ」と気持ちを切り替えている。

 大学生やクラブチームなどにとってもBリーグ勢に挑める貴重な機会が減るのは確実だ。昨年の2次ラウンドでB2福岡と対戦した東海大九州の石川真之コーチは「プロとの真剣勝負はいい経験になっていた」と残念がった。(坂本尚志)

(2018年7月1日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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