メキシコ、大統領選よりもW杯?

腐敗政治に市民は疲弊

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6月30日、メキシコ市中心部のソカロ広場でサッカーボールを蹴る人たち(共同)

 【メキシコ市共同】メキシコ大統領選を翌日に控えた6月30日、腐敗政治に疲弊した市民らには選挙に向けた熱狂はなかった。投票を呼び掛ける候補者らのポスターなどは既にはがされ、首都メキシコ市の街中ではむしろ7月2日に予定されるサッカーのワールドカップ(W杯)決勝トーナメントのメキシコ対ブラジル戦への興奮が漂っていた。

 「もちろん投票に行く。でもブラジル戦の方が気になる」。市中心部のソカロ広場で、メキシコのユニホーム姿でサッカーボールを蹴っていた30代男性が息を切らせながら笑った。