台風7号 暴風域を伴ったまま2日(月)明け方にかけ沖縄本島地方直撃へ 暴風に厳重警戒

1日(日)午後4時の台風7号の位置と進路予想

 台風第7号は1日(日)午後3時に暴風域を伴ったが、このあとも発達を続けながら2日未明から明け方にかけて沖縄地方にかなり接近する見込み。沖縄地方ではすでに非常に強い風の吹いている所もあるが、このあとさらに風や雨が強まりそうだ。暴風に厳重に警戒し、高波にも警戒が必要。また、奄美や九州南部、九州北部地方でも暴風や高波に警戒が必要となる。

2日(月)午前1時の雨と風の予想

 台風7号は、1日午後4時には沖縄の南にあって、1時間におよそ20キロの速さで北北西へ進んでいる。台風は、今後も発達しながら北上を続け、2日未明から明け方にかけては暴風域を伴ったまま沖縄地方にかなり接近する見込み。その後は東シナ海を北上し、3日朝にかけては九州北部地方へ接近するおそれがある。

風と波に関する全般気象情報

暴風・高波・高潮

 沖縄地方では、台風の接近に伴い、2日未明から明け方にかけては海上を中心に猛烈な風が吹く見込み。九州南部・北部地方でも海上を中心に2日夕方以降は非常に強い風が吹きそうだ。海は、沖縄・奄美では、すでに大しけとなっていて、2日にかけて大しけの状態が続く見込み。九州南部と九州北部地方でも2日夕方から3日にかけて、大しけとなりそうだ。暴風に厳重に警戒し、高波にも警戒が必要。また、沖縄地方では、台風第7号の接近に伴い、潮位が高くなる見込み。海岸や河口付近の低地では、高潮による浸水や冠水にも注意が必要となる。

大雨に関する全般情報

大雨・雷・突風

 台風7号の接近により、沖縄地方では2日朝にかけて、奄美地方では2日朝から夕方にかけて1時間60ミリの雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる見込み。また、西日本でも太平洋側を中心に台風からの湿った暖かい空気が流れ込むため、2日にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがある。
 台風から離れている地域を含め、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意し、また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要だ。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。

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