FIA F2第6戦オーストリア レース2:2番手スタートの牧野が6位入賞。福住はポイント獲得ならず

 7月1日(日)、オーストリアのレッドブルリンクでFIA F2第6戦レース2が開催されアルテム・マルケロフ(ロシアンタイム)が優勝。日本の福住仁嶺(アーデン)は9位、牧野任祐(ロシアンタイム)は6位だった。

 スプリントレースとして行われるレース2の周回数は28周、タイヤ交換の義務はない。

 福住は9番グリッド、レース1で7位フィニッシュを果たした牧野は2番グリッドからスタートする。牧野のチームメイトであるマルケロフがポールポジションからのスタートとなる。5番手スタートのロベルト・メリ(MPモータースポーツ)はトラブルによりピットスタートを強いられた。

 ポールスタートのマルケロフがホールショットを奪う。福住は8番手、牧野は2番手でオープニングラップを終える。

 レース1でポール・トゥ・ウインを飾ったジョージ・ラッセル(ART)は、1周目の1コーナーでランド・ノリス(カーリン)を交わし、オープニングラップを6番手で終えた。

 ラッセルの勢いは止まらず、アレキサンダー・アルボン(ダムス)とアントニオ・フォコ(チャロウズ)を次々にオーバーテイク、4周目にはセルジオ・セッテ・カマラ(カーリン)を交わし、早くも表彰台圏内の3番手につけた。

 順調に2番手を走行していた牧野は7周目、ラッセルに交わされ3番手に後退する。

 レース中盤は順位変動がなく膠着状態が続く。そんななか牧野はコンスタントに周回を重ね、後続のマシンをDRS圏外に追いやる走りを披露した。

 19周目、徐々にペースの落ちてきた牧野はセッテ・カマラに交わされて4番手に後退。また、21周目にはフォコの先行を許し、5番手となる。

 ペースの上がらない牧野は23周目、アレキサンダー・アルボン(ダムス)にパスされ6番手に後退した。

 一方の福住は26周目、ニコラス・ラティフィ(ダムス)にパスされポイント圏外の9番手に転落する。

 レースはマルケロフが一度もトップを譲ること無くポール・トゥ・ウイン、今シーズン3勝目を飾る。8番手スタートのラッセルが2位につけポイントリーダーに躍り出た。3位にはセッテ・カマラが入った。

 序盤、表彰台圏内を走行していた牧野は6位、福住は9位フィニッシュでポイント獲得は叶わなかった。

 FIA F2第7戦は7月6~7月8日、イギリスのシルバストーン・サーキットで開催される。

■FIA F2第6戦オーストリア レース2 順位結果

Pos No Driver Team Time/Gap

1 1 A.マルケロフ ロシアンタイム 36’41.950

2 8 G.ラッセル ART 5.600

3 18 S.セッテ・カマラ カーリン 8.543

4 21 A.フォコ チャロウズ 17.188

5 5 A.アルボン ダムス 17.925

6 2 牧野任祐 ロシアンタイム 22.580

7 17 S.フェルッチ トライデント 24.588

8 6 N.ラティフィ ダムス 27.286

9 12 福住仁嶺 アーデン 28.046

10 16 A.マイニ トライデント 28.665

11 19 L.ノリス カーリン 30.190

12 11 M.ギュンター アーデン 30.800

13 14 L.ギオット カンポス 32.189

14 4 N.デ・フリース プレマ・レーシング 32.953

15 10 R.ボシュング MPモータースポーツ 36.952

16 9 R.メリ MPモータースポーツ 38.895

17 15 R.ニッサニー カンポス 44.100

18 7 J.エイトケン ART 44.249

NC 20 L.デルトラズ チャロウズ DNF

NC 3 S.ゲラエル プレマ・レーシング DNF

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