決勝トーナメント1回戦でベルギー代表と対戦する日本代表にとって、エデン・アザール、ドリース・メルテンス、ロメル・ルカクの3トップへのパスを出来る限り潰さなければならない。彼らに何度もボールが渡る展開だけは避けたい。その際カギとなるのはケビン・デ・ブライネだろう。
中盤の底から攻撃を組み立ててくるデ・ブライネは、所属するマンチェスター・シティで高い評価を受けている。しかし代表のパフォーマンスはマンCのものと比較して不十分とも言われており、やはりベルギー代表で話題の中心となるのはルカクやアザールだ。
それでも代表監督ロベルト・マルティネスはデ・ブライネが決定的な働きをしてくれていると絶賛している。英『FourFourTwo』によると、マルティネスはワールドカップでデ・ブライネが過小評価されていると語り、絶対チームに欠かせない選手と絶賛している。
「今大会ここまでデ・ブライネは過小評価されていると思う。彼のチームへの貢献度を見れば、その貢献は決定的なものだ。彼は前線の選手に素晴らしいポジション取りをさせてくれるんだ。それに我々がやりたい高い位置からのプレス、守備においても彼は欠かせない。今彼は27歳で、この2年間は素晴らしいレベルにある。特に直近16カ月間は最高のレベルだ。彼はそれを代表にも持ち込んでくれていると思う」
デ・ブライネをいかに抑えるのか。これは日本にとって非常に大きなミッションとなるだろう。今大会でもデ・ブライネはルカクに素晴らしいアシストを出しており、要警戒だ。