世界遺産決定一夜明け 長崎県内3市町で記念イベント 構成資産にぎわう

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 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎、熊本の12資産)の世界文化遺産登録が決まってから一夜明けた1日、構成資産の一つで国宝の大浦天主堂(長崎県長崎市南山手町)には多くの人が押し寄せた。資産がある長崎市、南島原市、新上五島町では登録記念イベントがあり、待望の登録を祝った。
 大浦天主堂には午前中、通常の日曜日の約1・5倍となる1700人が訪れ、スマートフォンなどで盛んに記念撮影していた。福岡市の会社員、岩永昌樹さん(29)は「亀山社中の観光に来たが、世界遺産登録を知って急きょコースを変更した」と話した。
 長崎市中心部の浜市アーケードでは、浜屋百貨店などが祝賀イベントを開催。同百貨店の栗山次郎社長ら関係者がくす玉を割って祝った。本田時夫・浜市商店街振興組合理事長は「商店街を訪れる外国人の増加が見込まれる。登録を機に、たくさんの人に足を運んでもらいたい」とあいさつ。活性化に期待感を示した。
 「原城跡」がある南島原市では、有馬キリシタン遺産記念館(南有馬町)をこの日最初に訪れた横浜市の高校教諭、安東和美さん(64)らが登録記念の懸垂幕を除幕した。記念品を贈られた安東さんは「記念すべき時に来てうれしい。良い思い出になった」と喜んでいた。
 新上五島町の「頭ケ島の集落」では、江上悦生町長と町職員が、頭ケ島天主堂前の駐車場で、シャトルバスで到着した来訪者を出迎え。五島うどんと登録記念切手のセットを手渡してもてなした。

世界遺産登録が決まり、観光客でにぎわう大浦天主堂=長崎市南山手町