台風7号は沖縄本島地方にかなり接近していて、沖縄地方では猛烈な風が吹いている。沖縄・奄美では暴風や高波、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。
台風7号はきょう(2日)午前3時には久米島付近にあって、1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでいる。台風は沖縄本島地方に最も接近していて、沖縄本島地方は暴風域に入っている。台風はこのあとも、暴風域を伴いながら北上し、あす(3日)には九州北部地方に接近する見込み。
暴風・高波
沖縄県南城市糸数では午前3時過ぎに最大瞬間風速43.7メートルの風を観測。沖縄地方では海上を中心に猛烈な風が吹いていて、きょう夕方にかけて非常に強い風が吹く見込み。また、九州北部地方と九州南部では海上を中心に、夜のはじめ頃からあす(3日)にかけて非常に強い風が予想される。
沖縄・奄美では、海は大しけとなっており、沖縄地方はきょう夕方にかけて、奄美地方はあすの明け方にかけて大しけの状態が続きそうだ。九州南部と九州北部地方でもきょう夜のはじめ頃からあす(3日)にかけて、大しけとなる見込み。
大雨・雷・突風
沖縄地方では昼前にかけて、奄美地方では夜遅くにかけて台風周辺の発達した雨雲がかかり、雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、大雨となる見込み。また、西日本では台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、あすにかけて局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨となる所がありそうだ。
大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要となる。