高校野球熊本大会の開会式 多良木主将が感謝の宣誓

 「本年度で多良木高校野球部は歴史に幕を下ろします。しかし、高校野球の精神や地域への感謝の思いは、必ず次の100年へとつながっていくと確信しています」。

 第100回全国高校野球選手権熊本大会の開会式で、多良木の平野光主将はしっかりと前を見据えて宣誓した。

 監督や先生と一緒に宣誓文を考え、学校の登下校中も自転車をこぎながら何度も練習してきた。一番伝えたかったのは“感謝の気持ち”。「各学校の野球環境はそれぞれ違いますが、家族、仲間、学校、地域への感謝の思いは同じです」とつづった。

 目指すは甲子園-。閉校する母校、少ない人数で奮闘する郡部チーム…。全ての球児の気持ちを代弁した平野主将は「少しでも多くの方に届いていればいいな」と澄んだ瞳でほほ笑んだ。近づくプレーボールに向け「多良木高生と地域の方と一緒に、1回でも多く校歌を歌いたい」。

(2018年7月2日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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