化血研譲渡の新会社スタート KMバイオロジクス、製薬事業を継承

新会社「KMバイオロジクス」の社旗を見つめる同社役員ら=2日、熊本市北区(上杉勇太)

 化学及血清療法研究所(化血研、熊本市)の製薬事業を受け継いだ新会社「KMバイオロジクス」が2日発足し、事業を始めた。血液製剤の不正製造に端を発した一連の問題は大きな節目を迎え、明治グループの傘下で信頼回復を目指す。

 新会社は明治グループと県内7社、県が共同出資して設立。同グループの製薬子会社「Meiji Seikaファルマ」取締役の永里敏秋氏(60)=益城町出身=が2日付で社長に就任した。

 化血研の従業員約1900人は新会社に転籍。この日は同市北区大窪の本社で社名やロゴが入った看板、社旗が掲げられた後に発足式があり、永里社長が集まった約500人を前に「再出発を果たす今、『信頼できる企業に』との期待は今まで以上に高まっている。一人一人の信頼できる行動が会社全体の信頼につながる」と述べた。

 企業統治や法令順守の徹底に向け、組織再編に取り組む考えも示した。

 一方、一般財団法人として存続する化血研は、新会社からの出向者ら従業員5人体制に縮小。中央区花畑町のオフィスビル内に事務所を構え、900億円近い資産の運用益を活用して研究助成や顕彰事業などに取り組む。(化血研取材班)

(2018年7月3日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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