熊本城「1本石垣」解体始まる 石材をワイヤでつり上げ

ワイヤでつり上げられる熊本城飯田丸五階櫓の「1本石垣」の一部=2日午前10時30分ごろ、熊本市役所屋上から撮影(小野宏明)

 熊本市は2日、熊本地震で被災した熊本城で、角に残った12個の石で飯田丸五階櫓[やぐら]を支えていた「1本石垣」の解体を始めた。

 崩落を免れた櫓は6月までに撤去しており、土台の石垣の復旧に着手した。数日掛けて1本石垣の12個を回収した後、周囲の石材約1600個も来年3月までに解体・回収。再び石垣全体を積みなおす作業に入る。櫓の復元は2023年度以降になる見込み。

 1本石垣は倒壊防止のために周囲を板囲いと樹脂で支えられていた。石材1個の重さは約1・2トンほど。作業員が囲いを慎重に外し、上から順番に1個ずつワイヤを巻き付けてクレーンでつり上げた。

 この日は、天守閣の大天守地下1階(穴蔵)も報道陣に公開。穴蔵の内側では、石垣が崩落したり、解体されたりしており、中のぐり石(詰め石)がむき出しになっていた。市によると、大天守の石垣からは石材791個を回収済み。この7~8月にも積みなおしを始め、年内の石垣復旧を目指す。(飛松佐和子)

©株式会社熊本日日新聞社

紙面を彩った火の国球児たち

「夏の甲子園100回」を記念し、熊本出身のスターたちの〝球児〟時代を取り上げます。 第3弾は「打撃の神様」と呼ばれた川上哲治(熊本工出、人吉市出身)です。

ご購入はこちらから