国民民主 県連を結成 地方議員22人参加 代表に高木氏

 民進党と希望の党の合流で結党した国民民主党の長崎県地方組織となる県連などの結成大会が1日、長崎市内であった。代表には民進党県連に引き続き高木義明氏、代表代行に昨年の衆院選長崎1区で希望の党から初当選した西岡秀子氏、幹事長に渡辺敏勝県議がそれぞれ就任した。
 県連役員では、来年夏の参院選公認候補に内定した白川鮎美氏ら7人が副代表。総支部長は、1区が西岡氏、2区が高木氏、4区は次期衆院選の公認候補に内定した宮島大典氏が就いた。県連には県議5人を含む地方議員22人が加わった。
 大会には役員や労組関係者ら約230人が出席。高木代表は「(この大会は)今後の政界再編の分岐点になる。地方から日本政治を変える流れの滴となろう」とあいさつ。西岡氏は「いばらの船出だ。対案を示すことで信頼を取り戻さなければならない」と決意を語った。来賓として出席した連合長崎の宮崎辰弥会長は「自民党を倒すには来年の参院選が重要。白川氏を勝たせたい」と呼び掛けた。
 野党を巡っては、立憲民主党の本県組織が早ければ8月にも設立見込み。民進党県連に所属していた複数の市議が参加意向を示しているという。

結成大会であいさつする高木県連代表=長崎市宝町、ザ・ホテル長崎BWプレミアコレクション

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