丸ダントツ8発、青木33安打、交流戦で防御率が悪化…18年6月投打5傑【セ編】

ヤクルト・青木宣親【写真:荒川祐史】

ヤクルト青木宣親が打率.388、22打点の大活躍

 セ・リーグはペナントレース再開後、打撃戦が増えた。このため、投手の防御率が悪化している。

【セ・リーグ6月】

1ヤクルト.652(23試合15勝8敗0分)

2広島.522(23試合12勝11敗0分)

3阪神.455(23試合10勝12敗1分)

3巨人.435(23試合10勝13敗0分)

5中日.391(23試合9勝14敗0分)

6DeNA.375(24試合9勝15敗0分)

 ヤクルトが大きく勝ち越し、広島も勝ち越したが他の4球団は負け越し。中日とDeNAは3割台だった。

 続いて投打の5傑だ。

【打者5傑】

○安打

1青木宣親(ヤ)33

2宮崎敏郎(De)29

2糸原健斗(神)29

4神里和毅(De)28

4丸佳浩(広)28

○本塁打

1丸佳浩(広)8

2宮崎敏郎(De)6

3鈴木誠也(広)5

3岡本和真(巨)5

3バレンティン(ヤ)5

○打点

1鈴木誠也(広)22

1青木宣親(ヤ)22

3バレンティン(ヤ)21

4陽川尚将(神)20

5松山竜平(広)16

5坂本勇人(巨)16

○盗塁

1糸井嘉男(神)6

2田中俊太(巨)4

2桑原将志(De)4

2植田海(神)4

5鈴木誠也(広)3

5丸佳浩(広)3

5神里和毅(De)3

5野間峻祥(広)3

5山田哲人(ヤ)3

5大島洋平(中)3

5吉川尚輝(巨)3

○打率(規定打席以上)

1青木宣親(ヤ).388

2陽川尚将(神).358

3松山竜平(広).357

4平田良介(中).351

5丸佳浩(広).347

○RC(Run Create)打者の総合指標 安打、長打、四死球、盗塁、犠打、犠飛を加味

1青木宣親(ヤ)26.08

2丸佳浩(広)25.84

3鈴木誠也(広)19.46

4宮崎敏郎(De)18.64

5糸原健斗(神)18.62

 MLBから復帰したヤクルト青木宣親が33安打4本塁打22打点、打率.388と大活躍。チーム躍進の原動力に。6月30日に頭部死球で退場したのが気がかりだ。1000本安打を記録した広島の丸は8本塁打を放った。

小川、石山、カラシティー、ブキャナン…目立つヤクルト投手陣

【投手5傑】

○勝利

1菅野智之(巨)3

1大瀬良大地(広)3

1小川泰弘(ヤ)3

1カラシティー(ヤ)3

5ブキャナン(ヤ)2

5ガルシア(中)2

5山口俊(巨)2

5メッセンジャー(神)2

5九里亜蓮(広)2

5東克樹(De)2

5石川雅規(ヤ)2

5藤浪晋太郎(神)2

5能見篤史(神)2

5パットン(De)2

5中尾輝(ヤ)2

○セーブ

1石山泰稚(ヤ)7

2中崎翔太(広)6

3山崎康晃(De)5

4カミネロ(巨)4

4田島慎二(中)4

○ホールド

1マシソン(巨)7

1パットン(De)7

3近藤一樹(ヤ)6

4中尾輝(ヤ)5

4祖父江大輔(中)5

4ジャクソン(広)5

4澤村拓一(巨)5

○奪三振

1山口俊(巨)31

2菅野智之(巨)29

3大瀬良大地(広)28

4ガルシア(中)27

5メッセンジャー(神)26

5岩貞祐太(神)26

5浜口遥大(De)26

○防御率(規定投球回数以上)

1小川泰弘(ヤ)1.08

2浜口遥大(De)1.57

3内海哲也(巨)1.88

4山口俊(巨)2.08

5岩貞祐太(神)2.30

○PR(PitchingRun)投手の総合指標:(リーグ平均防御率-投手の防御率)×投球回で算出

1小川泰弘(ヤ)85.1

2山口俊(巨)73.0

3浜口遥大(De)67.1

4ブキャナン(ヤ)65.4

5内海哲也(巨)62.6

 リーグ防御率は4.48。交流戦でパの打者に打ち込まれ悪化し、さらに交流戦再開後も打撃戦が多くなっていることが影響している。巨人菅野、広島大瀬良、ヤクルト小川、カラシティーが3勝。救援ではヤクルト石山が7セーブ、巨人マシソン、DeNAパットンが7ホールドをマークしている。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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