ケンプが決勝弾含む4打点 ドジャース連敗ストップ

【ロッキーズ4-6ドジャース】@ドジャー・スタジアム

前カードから3連敗中のドジャースは5回表終了時点でロッキーズに2点のリードを許していたものの、5回裏にマット・ケンプのタイムリーなどで同点に追い付き、8回裏にはケンプの14号ソロとジョク・ピーダーソンのタイムリーで勝ち越しに成功。このリードを守護神のケンリー・ジャンセンが守り、連敗を3でストップさせるとともに、ロッキーズ3連戦の被スイープを回避した。「4番・レフト」で先発出場したケンプは初回に内野ゴロで先制点を叩き出しており、5回裏のタイムリー、8回裏の決勝ソロと合わせて3安打4打点の大活躍。6年ぶりのオールスター選出に向けてアピールを続けている。

4打点の活躍でチームを勝利に導いたケンプは、ここ最近のチームの戦いについて「ここ1週間半から2週間はなかなか上手くいかなかったね。でも、それが野球なんだよ」とコメント。「今月は良いスタートを切れたね」と7月の初戦を勝利で飾ったことを喜んだ。昨オフに年俸総額の調整を目的としたトレードでドジャースに復帰してきたとき、ケンプが再びオールスター候補になることを予想した者は誰一人いなかっただろう。しかし、ケンプはここまで80試合に出場して打率.310、14本塁打、51打点、OPS.889の好成績をマーク。前回のファン投票中間発表ではブライス・ハーパー(ナショナルズ)を上回って外野手部門の2位にランクインしていた。誰もが予想しなかった「オールスター復帰」は実現するのか。復活を遂げた「元スーパースター」の動向は大きな注目を集めそうだ。

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