好調のジャイアンツが敵地でDバックス3連戦をスイープ

【ジャイアンツ9-6ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

好調な6月を過ごしたジャイアンツが7月の初戦を白星で飾り、敵地でのダイヤモンドバックス3連戦をスイープした。ジャイアンツは序盤からダイヤモンドバックス先発のザック・ゴッドリーに襲い掛かり、2回表にジョー・パニックのタイムリーで先制。逆転を許した直後の3回表にはニック・ハンドリーとオースティン・スレイターのタイムリーで再逆転し、4回表にはブランドン・ベルトのタイムリー二塁打で1点を追加した。1点差に迫られた直後の5回表にはハンター・ペンスの2点タイムリー二塁打などで4点を追加。ゴッドリーを5回途中7失点でノックアウトし、最終的には9対6で打ち合いを制した。

5月末の時点で4つの借金を抱えていたジャイアンツが、6月からの快進撃でいよいよ地区首位まで2.5ゲーム差に迫ってきた。6月の28試合を18勝10敗で終え、同期間のカード負け越しは2度だけ。現在は4カード連続で勝ち越しており、地区首位相手の3連戦スイープで一気に上位との差を詰めた格好だ。ダイヤモンドバックスは5月末以降カード負け越しがほとんどなく、同期間でダイヤモンドバックス相手にカード勝ち越しを記録したのはジャイアンツ(2度)だけ。また、チェイス・フィールドでダイヤモンドバックスをスイープしたのはナショナルズに次いで今季2球団目である。ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督は「ジャイアンツは今ホットなチームだよ」とライバルの好調ぶりを認め、危機感を募らせる。ジェフ・サマージャとジョニー・クエイトの戦列復帰も近付いており、7月以降のジャイアンツはナ・リーグ西部地区の優勝争いをさらに面白くしてくれそうだ。

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