ライバルと共に 2020年東京へ 車いすバスケットボール・土子大輔選手

今年5月に行われた「天皇杯 日本車いすバスケットボール選手権大会」。この大会で10連覇という偉業を成し遂げたのが、車いすバスケの名門「宮城MAX」。土子大輔選手は昨年、これまで優勝を争ってきた「千葉ホークス」からこのチームに移籍してきた。

千葉県に住む土子選手は現在、「宮城MAX」の練習場がある仙台市の体育館まで週に1度、車で片道4時間半をかけて通っている。「リオが終わった時は36歳。一度は引退するつもりだった」と語る土子選手が、なぜそこまでして、「宮城MAX」に移籍したのだろうか?

 

「2020東京でメダルを獲りたい」という思いから、競技を続けることを決意。そして、自分の今後の成長を考え、一番良い環境を選んだのだという。さらに、日本の車いすバスケットボール界のエース、藤本怜央選手が「宮城MAX」に所属していたということも移籍を決断した大きな理由だった。

かつては得点王争いでしのぎを削っていた二人が、今や同じチームに。プライベートでも仲の良い2人だが、「バスケットをやるからには、絶対に負けたくない相手」とお互いライバル心をむき出しにして、練習でも火花を散らしている。

それはどんな練習よりも、効果的で意味のあるもののように見えた。2020年東京に向け、日々挑戦を続けている土子選手の今に密着する。

 


土子 大輔 (つちこ・だいすけ)

土子大輔選手 (車いすバスケットボール)

1980年8月14日生まれ 37歳 千葉県出身 株式会社メルカリ所属

 13歳(中学2年)でバスケットボールを始め、高校・大学・社会人ともにクラブチームでプレー。26歳の時にバイクで事故に遭い右脚を大腿部から切断。
およそ1年間のリハビリを経て08年に名門「千葉ホークス」で車いすバスケットボールを始め、翌09年日本選手権で準優勝、また同大会でベスト5賞を受賞。

14〜16年は千葉ホークスのキャプテンとしてチームを牽引。
16年リオデジャネイロパラリンピック出場(9位)。17年8月より宮城MAXに所属。

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