ムバッペと同じレベルで重要な存在 メッシを封じたボールハンターこそ優勝候補の理由

メッシを止めるカンテ photo/Getty Images

レスター・シティで奇跡のプレミアリーグ制覇を成し遂げ、翌シーズンにはチェルシーでもプレミアリーグを制覇。フランス代表MFエンゴロ・カンテがいるチームは優勝候補になると言われるのも頷ける。今のフランス代表もまさにそうだ。

フランスはロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦でアルゼンチン代表を撃破してベスト8入りを決めたが、このゲームではとにかくFWキリアム・ムバッペの活躍ばかりが話題になった。しかし、相手の絶対的エースであるリオネル・メッシを封じていたカンテのことも忘れてはならない。

英『Daily Mail』は、「アルゼンチン戦ではムバッペがスポットライトを浴びたが、カンテもメッシを拘束するという同じくらい重要な仕事をしていた」と称賛。メッシがあまり目立たなかったということは、カンテがしっかり仕事をこなしていたということだ。

フランスは自国開催だったEURO2016で準優勝だったが、この時カンテはまだ絶対的な地位を築けていなかった。決勝のポルトガル代表戦もベンチで見守るだけで出場機会はなかった。しかしそれから2年、カンテは中盤の底に欠かせぬ存在となった。カンテならば相手の攻撃の中心選手を高い確率で抑え込むことが可能で、それこそフランスが優勝候補と呼ばれる1番の理由だ。

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