これが世界の壁なのか…ベルギー対日本を採点・寸評とMOMで振り返る

決勝トーナメント一回戦(ベスト16)、ベルギー対日本。この試合に出場した両チーム全選手の採点・寸評とマンオブザマッチは以下の通り。

試合結果

得点者

48分 原口(日本)
52分 乾(日本)
69分 ヴェルトンゲン(ベルギー)
74分 フェライニ(ベルギー)
90+3分 シャドリ(ベルギー)

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採点表

ベルギー

3-4-2-1

GK

6.5 ティボー・クルトワ

DF

6.0 トビー・アルデルヴァイレルト

6.0 ヴァンサン・コンパニ

6.5 ヤン・ヴェルトンゲン

MF

5.5 アクセル・ヴィツェル

6.0 ケヴィン・デ・ブライネ

6.5 トマ・ムニエ

5.0 ヤニック・カラスコ(65分out)

7.0 エデン・アザール

5.0 ドリース・メルテンス(65分out)

FW

5.5 ロメル・ルカク

交代

7.0 ナセル・シャドリ(65分out)

7.0 マルアヌ・フェライニ(65分out)

寸評


日本相手に2点ビハインドという苦しい状況に陥ったが、マルティネス監督の素早い交代策も功を奏し、試合終了間際には自陣コーナーキックからロングカウンターで大逆転に成功。

「世界のトップオブトップ」である所以を見せつける格好でベスト8に駒を進めた。

試合序盤はチャンスを作るもゴールが遠く、逆にカウンターからピンチを招くシーンもあったが、徐々に攻撃のスイッチを入れ始めて攻撃の核となったアザール、途中出場から大仕事をやってのけたフェライニ、シャドリの存在は特筆に値。

また、2失点を喫しながらもその後は安定感のあるセーブを披露し、試合終了間際には本田の無回転FKも難なく防ぎ、その後の逆転弾のきっかけを作ったクルトワ。自身の判断ミスから先制点を許したが、反撃の狼煙を上げるゴールを自ら決めたヴェルトンゲンの「立て直した力」も忘れてはならないだろう。

採点表

日本

4-2-3-1

GK

6.0 川島永嗣

DF

6.0 吉田麻也

6.5 昌子源

6.0 酒井宏樹

6.5 長友佑都

MF

6.0 長谷部誠

6.5 柴崎岳(81分out)

6.5 原口元気(81分out)

6.5 乾貴士

6.0 香川真司

FW

6.0 大迫勇也

交代

採点なし 山口蛍(81分in)

採点なし 本田圭佑(81分in)

寸評

ベルギー相手に番狂わせの展開で世界に衝撃を与えたが、終わってみればの逆転負け…。

グループリーグ初戦のコロンビア戦などでも見られたが、リードを奪った時のゲームコントロール力不足が仇となり、勢いづいた相手にそのまま押し切られてしまうメンタル面の弱さもここにきて出てしまった。

それだけに1失点目のきっかけとなった川島のパンチングミスが悔やまれるところか。それ以降は落ち着いたセービングを見せていただけに本人も後悔の残るワンプレーとなっただろう。

ただ、1点を奪われるまではチームは全体的に攻守両面でハイパフォーマンスを維持。守備陣では昌子や長友が、攻撃陣では数少ない決定機を活かした柴崎、原口、乾らの活躍にも称賛を送るべきだ。

MOM

7.0 エデン・アザール(ベルギー)

「強き者」は悪い流れであっても次第に自らのペースに持ち込んでしまうものだが、その代表格がエデン・アザールであった。

シュートが枠に嫌われる場面もあったが、お得意のドリブルで徐々にリズムを作ると、チームも彼を起点にして躍動。

ゴールこそなかったが攻撃の場面では幾度となく決定機を作り、途中交代から試合を決めたフェライニ、シャドリと共にMOM級の存在感を見せた。

※出場時間が短かった選手は採点対象から除外
※10点満点の0.5点刻みでの採点
※MOM=マン・オブ・ザ・マッチ(最も印象的だった選手)
※採点者:カレン

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