スペイン黄金世代の終わり イニエスタ、ピケらの伝説から若返りへ

ロシアに敗れたスペイン代表 photo/Getty Images

スペイン代表のロシアワールドカップはベスト16で終わった。英『Daily Mail』は、これで黄金世代とは完全にお別れとなるのではないかと取り上げている。

黄金世代とは、EURO2008、2010南アフリカワールドカップ、EURO2012を制した選手たちのことだ。すでに代表を去っている選手も多いが、今回のロシア戦にも2010年大会の優勝を経験している選手たちが数名残っている。ジェラール・ピケ、セルヒオ・ラモス、セルヒオ・ブスケッツ、ダビド・シルバ、後半途中から出場したアンドレス・イニエスタもそうだ。しかしロシアに敗れ、イニエスタは代表引退を表明。以前から今大会後の代表引退を明かしていたピケもチームを離れることになる。

他の選手を見てもダビド・シルバとラモスは32歳だ。4年後には36歳になっており、トップパフォーマンスを維持するのは難しいだろう。4年後も戦えそうなのはあと2週間ほどで30歳の誕生日を迎えるブスケッツくらいだろうか。同メディアの指摘通り黄金世代の終わりとの表現は正しい。

2014ブラジル大会でグループステージ敗退の屈辱を味わい、EURO2016でも思うような結果を得られなかった。それでもイニエスタやピケ、ラモスら黄金世代が重要な役割を担うチームで大会をスタートさせた。マルコ・アセンシオ、サウール・ニゲスら若い世代もチームに入ってきているため、今後は彼らが主役となっていかなければならないのだろう。

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