Jプロツアー2018 第12戦・初開催の広島クリテリウムを窪木一茂が制する

窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング )が優勝

今年初開催となる広島クリテリウム。会場は広島駅から車で30分ほどの場所にある商工センター内の公道に設定された一周1.7kmのコース。アルファベットの「T」字を描くように周回するコースは、3つのヘアピンと1本の長いストレートを含む。フラットコースゆえにハイスピードでのレースが期待された。

前日とうって変わって夏の暑さの中のレースとなったP1クラスタは、コースを30周する51km。スタート直後からハイスピードな時間が続き、集団の人数は周回が進むごとに減っていく。逃げがなかなか容認されないままレースが後半に入った17周目、山本大喜(KINAN Cycling Team)、雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)、谷順成(VICTOIRE広島)の3人が先行する。メイン集団との差は15秒ほどまで開くが、シマノレーシングやマトリックスパワータグが集団の先頭に立ち、それ以上差が広がらないようコントロールする。

残り10周を切ると、チームブリヂストンサイクリング も加勢して追走。谷が遅れて2人になった逃げ集団との差はじわじわと縮まり始める。

残り5周、吸収を嫌った山本大喜が単独で先行。5秒ほどの差を維持して粘るが、残り3周で吸収。最後は前日に続き集団でのスプリント勝負となり、窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング )が優勝した。

P1クラスタ表彰式
P1クラスタ スタート

Jプロツアー第12戦
日付:2018年7月1日
開催地・コース:広島県広島市西区商工センター内特設コース(1.7km/1周)
距離:51km(P1)、17km(F)、20.4km(E1)、17km(E2)、13.6km(E3)

結果 P1クラスタ 51km
1位 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング) 1時間22分26秒
2位 中島康晴(KINAN Cycking Team) +0秒
3位 黒枝咲哉(シマノレーシング) +0秒
4位 大久保陣(チームブリヂストンサイクリング) +0秒
5位 横山航太(シマノレーシング) +0秒
6位 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) +0秒

Jプロツアーリーダー 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング )
U23リーダー 小山貴大(シマノレーシング)

写真・文: 一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟

P1クラスタ ルビーレッドジャージは窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング )

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