6月の表彰選手が発表 最優秀新人はアンドゥハーとソト

日本時間7月3日、6月の表彰選手が発表され、月間最優秀選手にアレックス・ブレグマン(アストロズ)とポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)、月間最優秀投手にクリス・セール(レッドソックス)とジョン・レスター(カブス)、月間最優秀新人にミゲル・アンドゥハー(ヤンキース)とフアン・ソト(ナショナルズ)、月間最優秀救援投手にエドウィン・ディアス(マリナーズ)とカイル・ベアクロウ(マーリンズ)がそれぞれ選出された。

ブレグマンは26試合に出場して打率.306(108打数33安打)、11本塁打、30打点、OPS1.085をマークし、自身初の月間最優秀選手に選出。11本塁打はネルソン・クルーズ(マリナーズ)と並んでメジャー最多、30打点は同僚のエバン・ギャティスの並んでリーグ最多の数字だった。ゴールドシュミットは月間打率.144に終わった5月から復調し、27試合に出場して打率.364(107打数39安打)、10本塁打、23打点、OPS1.199をマーク。打率.364、長打率.738、OPS1.199はいずれも規定打席以上の打者のなかでは最高の数字であり、自身初の月間最優秀選手に選出されたのも当然と言えるだろう。

セールは6試合に先発して3勝2敗と勝ち星には恵まれなかったものの、41イニングを投げて60奪三振、防御率1.76を記録。6度の先発登板で2ケタ奪三振を4度も記録し、ホワイトソックス時代の2015年6月以来3年ぶり自身3度目となる月間最優秀投手に選出された。レスターは5試合に先発して5勝0敗、防御率1.13とほぼ完璧なピッチング。月間最優秀投手選出はレッドソックス時代の2010年5月、カブス加入後の2016年6月、2016年9月に続いて自身4度目となった。

アンドゥハーは25試合に出場して打率.264(91打数24安打)、7本塁打、20打点、OPS.863をマークし、月間最優秀新人に初選出。7本塁打は両リーグの新人選手のなかで最多の数字であり、20打点もジェシー・ウィンカー(レッズ)と並んで両リーグ新人最多タイだった。今季のメジャーリーグに大旋風を巻き起こしている19歳のソトは打率.317(82打数26安打)、6本塁打、15打点、OPS1.050という素晴らしい成績をマーク。20三振を喫した一方で18四球を選んで月間出塁率は.440の高水準に達しており、文句なしの月間最優秀新人初選出となった。

ディアスは14試合に登板して12セーブ、防御率1.88をマークし、4月に続いて今季2度目、通算3度目の月間最優秀救援投手に選出。昨季は自己最多の34セーブをマークしたディアスだが、今季はすでに自己記録に迫る32セーブをマークしており、メジャー史上2人目となるシーズン60セーブの大台も視野に入っている。ベアクロウは12試合に登板して12イニングを投げ、打たれたヒットは1本だけ。防御率0.00、被打率.028という完璧なパフォーマンスを見せてクローザーに昇格し、7セーブをマークして月間最優秀救援投手初選出となった。

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