鉱研工業とNEDOなど地中熱利用システム用新型掘削機を開発

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2日、NEDO事業で鉱研工業と日伸テクノが地中熱利用システム専用の新型掘削機を開発したと発表した。

 掘削ロッドの最適な振動制御により、掘削時間を短縮できるとともに、自動のロッド交換システムの採用により、作業人員を削減できる。引き続き改良を進め、19年度から販売を開始する予定。

 開発した新型掘削機を用いた実証試験(100メートル掘削を4回実施)を行った結果、作業員の安全性向上と、掘削時間の30%以上の短縮、作業人員を3分の1まで削減できたことにより、作業工数を20%以上削減できることを確認した。

 施工孔本数の多い大規模工事においてはさらに大きな削減効果が期待できるとしている。

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