芥川賞候補作「盗用でない」

講談社、HPで無料公開へ

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 芥川賞候補になっている北条裕子さんの小説「美しい顔」が文芸誌「群像」掲載時に参考文献を示さなかった問題で、同誌を発行する講談社は3日、「作品の根幹に関わるものではなく、著作権法に関わる盗用や剽窃などには一切当たらない」とするコメントを発表した。「評価を広く読者と社会に問う」として、近日中に同作をホームページ上で無料公開する。

 同社は、小説にある被災地の描写と参照した書籍の類似は「一部の記述に限定される」と主張。インターネットなどで広がる「盗用や剽窃」があるとする批判に対して、作品や著者の名誉が著しく傷つけられたとして「厳重に抗議する」と表明した。