フリーランドがバムガーナーとの左腕対決を制し8勝目

【ジャイアンツ2-5ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

ロッキーズ先発のカイル・フリーランドがジャイアンツ打線を相手に7回3安打2失点の好投を披露。マディソン・バムガーナーとの投げ合いを制し、今季8勝目(6敗)をマークした。フリーランドはゴーキーズ・ヘルナンデスに11号先頭打者アーチを浴び、3回表にはバスター・ポージーにタイムリー二塁打を打たれて2点を先行されたが、4回から7回にかけては打者12人をパーフェクト。すると、ロッキーズ打線は7回裏に3連打で無死満塁のチャンスを作り、バムガーナーをリリーフしたレイエス・モロンタを攻めて一気に逆転に成功した。6回0/3を投げて3失点(自責点2)のバムガーナーには今季3敗目(1勝)が記録された。

初球をスタンドに運ばれる立ち上がりとなったフリーランドだが、その後は立ち直り、7回2失点の好投。「打者天国」と呼ばれる本拠地クアーズ・フィールドでは、今季7試合に先発して5勝2敗、防御率2.89という好成績をマークしている。「何が起こったとしても、次のページをめくって前に進まないといけないんだ。次に何が起こるかはわからないからね」とフリーランド。「出来る限りポジティブに考えるようにしている」という姿勢が「投手の墓場」とも呼ばれるクアーズ・フィールドでの好投を可能にしているのかもしれない。バド・ブラック監督もフリーランドの姿勢を高く評価しており、「私はカイル(・フリーランド)の情熱的な姿勢が大好きだよ」とコメント。「彼の積極的なピッチングは決して変わらない。それが彼だからね」と2年目左腕に信頼を寄せていた。

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