気象庁は3日午後5時半、徳島県で災害につながるおそれがある猛烈な雨が降ったとみられるとして、記録的短時間大雨情報を発表した。四国では、高知県でも午後4時前に記録的短時間大雨情報が発表されている。
【記録的短時間大雨情報 1時間雨量】
徳島県
海陽町付近 約120ミリ(午後5時20分)
那賀町付近 約120ミリ(午後5時30分)
海陽町付近 120ミリ以上(午後5時30分)
高知県
北川村付近 約120ミリ(午後3時40分)
徳島県など四国では、台風7号周辺の発達した雨雲や暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっている。4日昼前にかけても、局地的に雨雲の発達しやすい状況が続き、大雨となる見込み。先月28日夜からの雨量が600ミリを超えて、地盤の緩んでいるところがある。土砂災害に対して厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。
記録的短時間大雨情報とは
1時間に80ミリ以上の猛烈な雨を観測または解析し、さらにその地域にとって数年に一度程度しか発生しないような大雨である場合に発表される情報。周辺地域では、土砂災害や河川の増水など、災害の危険性が高まっているため警戒が必要となる。