エクステリア製造の四国化成工業、アルミシステム塀を拡販 防災・減災の提案活動強化

 エクステリアメーカーの四国化成工業(本社・香川県丸亀市)は2日、アルミシステム塀「アートウォール」による防災・減災の提案活動を強化すると発表した。大阪府北部地震で倒壊した塀による事故をきっかけに全国で危険な塀の点検強化が始まったことを受け、軽量で安全なアルミ塀をPRしていく。

 四国化成工業は防災に対する需要を捕捉するため、2009年に免震機能間仕切り「免震パーテーション」、12年にアルミシステム塀「アートウォール」の販売を開始してきた。アルミ製の「アートウォール」は重量が一般的なコンクリートブロック塀の約20分の1という特徴を持ち、万が一の倒壊時にも人身事故を最小限にとどめられる設計を採用。構造的に控え壁が不要で、高さ2・4メートルまで対応できることから学校などの大規模な公共施設にも最適とされている。文教施設協会の〝学校施設優良部品推奨品〟や国土交通省の新技術情報提供システム〝NETIS〟も取得している。

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