全国高校野球熊本大会 甲子園へ熱戦火ぶた

 1日に開幕した第100回全国高校野球選手権熊本大会は4日、リブワーク藤崎台球場で1回戦3試合が始まり、熱戦の火ぶたを切る。優勝争いは昨秋と今春の熊本大会を制した文徳と、両大会とも準優勝だった九州学院が中心だが、例年以上の混戦も予想される。

 第1シードの文徳は機動力を絡めた攻撃力を誇る。1年生から4番を担う萩尾匡也主将は通算43本塁打をマーク。背番号1を背負う右腕の津川颯は「打ってくれるから、自分たちは最少失点で抑えるだけ」と打線に信頼を寄せる。

 第2シードの九州学院は走攻守に安定。昨夏の決勝でマウンドに立ったエースの田尻裕昌主将は抜群の制球力が光る。打線は上位から下位まで切れ目なく「思いきりの良さを大事に打席に立つ」と4番の友田佑卓。

 第3シードの秀岳館は長打力を武器に3連覇を狙う。甲子園の土を2度踏んだ攻守のキーマン渡辺瑠維は「夏は実力だけじゃ勝てない。気持ちをしっかり出していく」。第4シードの有明は最速145キロの2年生右腕・浅田将汰を筆頭に投手陣の厚みが増した。古賀颯翔主将は14日の初戦に向け「集中力を切らさずに準備したい」と気を引き締める。

 NHK旗優勝の球磨工や八代東、熊本商のシード勢に加え、東海大星翔や熊本工などの実力校にも注目。ともに甲子園出場の経験があるシードの城北と専大玉名は1回戦で激突する。

 試合はリブワーク藤崎台球場、県営八代野球場、山鹿市民球場の3会場であり、決勝は22日を予定。タイブレーク制を導入し、延長十三回から無死一、二塁、打順は十二回に続く「継続打順」で始める。決勝は延長十五回まで行い、同点の場合は引き分け再試合とし、再試合はタイブレーク制を適用する。(元村彩)

(2018年7月4日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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