2019年F1シーズンは早めの開幕に。テスト日数は大幅に短縮か

 2019年F1シーズンは今年より早く開幕することになりそうだ。オーストラリアGP主催者が来年の開催予定日を明らかにした。
           

 オーストラリアGP主催者は、2019年F1開幕戦もアルバートパークでの同グランプリが務めること、開催予定日は3月14~17日であることを発表した。ただしこの日程は世界モータースポーツ評議会の承認を受けた後に正式に決定するとも付け加えている。

 近年の開幕戦は3月末に開催されており、2019年シーズンはこれより1週間早くスタートすることになりそうだ。

 2019年のカレンダーについては、ドイツGPが開催されない予定であること、新しくマイアミGPが加わる可能性などが報じられている。

 一方、過密スケジュールを問題視するF1チーム側は、テスト日程を減らすことについて話し合っているようだ。2018年は3週連続開催を含むF1史上最多の21戦が行われており、来年も開催数は変わらないものと予想されている。

 今年はプレシーズンテストとしては、スペイン・バルセロナで4日間のテストを2回、合計8日間が行われ、インシーズンテストはバルセロナとハンガロリンクでそれぞれ2日間、合計4日間のスケジュールが組まれた。ハンガリーGP後のテストが終了するのは8月であり、チームのサマーブレイクを減らす形になっている。

 現在のスケジュールはスタッフへの負担やロジスティクス面において厳しいとして、チームボスらはテストの縮小を考えているという。伝えられている案は、プレシーズンテストを5日間の1回のみに、インシーズンテストを2日間の1回のみにするというものだ。インシーズンテストはスペインGP後のバルセロナで行われる可能性が高そうだ。このテストでは現在同様、FIAの要求に従い、リザーブドライバーや若手ドライバーを走らせることになる。

 ピレリが最終戦アブダビ後に行うタイヤテストは今までどおり開催される見通しだ。
                     
 チーム側はイギリスGP前のストラテジーグループ会合において、こういった提案をFIAに対して行うものと考えられている。

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