アニメ「アンゴルモア元寇合戦記」 舞台の対馬で先行上映会 500人鑑賞、トークショーも

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 対馬に蒙古(もうこ)軍が襲来した文永の役(1274年)をテーマにしたテレビアニメ「アンゴルモア元寇(げんこう)合戦記」の放送を前に、舞台となった長崎県対馬市で6月30日、先行上映会があり、市民約500人が鑑賞した。トークショーもあり、原作者や声優が見どころを解説した。
 「アンゴルモア」は、対馬に流刑となった元鎌倉御家人・朽井迅三郎(くちいじんざぶろう)や、対馬地頭代「宗(そう)家」の娘・輝日(てるひ)が、蒙古軍と奮戦するさまを描いている。漫画家のたかぎ七彦(ななひこ)さん原作で、上映会は出版元のKADOKAWAが企画した。
 上映会では、朽井と輝日の出会いの場面や襲来前夜の不可解な事件を盛り込んだ第1話を披露。観客は対馬の自然描写や激しい斬り合いのシーンに見入った。
 たかぎさんは「対馬の戦いはほとんど資料に残っていない。朽井と宗軍が協力し、蒙古と戦うシーンを描きたいという思いに突き動かされた」と制作の動機をトークショーで明かした。朽井役の小野友樹さんは「ふてぶてしいところもあり、演じていてワクワク」、輝日役のLynn(りん)さんは「しおらしく演じたが、強くたくましく成長していくのでは」と語った。
 上映会には、蒙古軍上陸地とされる小茂田浜(同市厳原町)が校区内にある市立佐須中の生徒ら32人も特別招待。2年の手束陽哉(てづかはるや)さん(14)は「対馬の風景がアニメになり感動した。放送が楽しみ」と話した。
 アンゴルモアは全国9局で放送される。初回は、対馬市CATVで14日午後8時、NBC長崎放送では16日午前1時50分から放送予定。

トークショーで作品について語る(右から)原作者のたかぎさん、輝日役のLynnさん、朽井迅三郎役の小野さん=対馬市厳原町、市交流センター
(C)2018 たかぎ七彦/KADOKAWA/アンゴルモア元寇合戦記製作委員会