エフリンが7回2失点の好投 6先発連続勝利で7勝目

【オリオールズ2-3フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

6月を5戦5勝、防御率1.76という素晴らしい成績で終えたザック・エフリン(フィリーズ)がまたしても好投し、6先発連続の白星。7回2失点の好投で今季7勝目をマークするとともに、5月末の時点で4点台(4.50)だった防御率はついに2点台(2.97)に突入した。

エフリンは2回表にマーク・トランボに11号先制ソロを浴び、味方が逆転してくれた直後の4回表にはトランボに同点タイムリーを許したものの、その後は対戦した打者13人のうち12人を打ち取る好投を披露。最終的にはわずか82球で7イニングを投げ切り、被安打5、奪三振6、無四球、失点2という安定したピッチングで6先発連続の白星を手にした。

なお、フィリーズの投手が6先発連続の白星をマークするのは、2011年に17勝8敗、防御率2.40の好成績をマークしたクリフ・リー以来7年ぶりの快挙。エフリンはこの間の6先発で防御率1.91と驚異的な安定感を発揮している(ちなみに、当時のリーは7先発連続で勝利投手となり、期間中の防御率は0.96)。

フィリーズは1点ビハインドの3回裏に二死一、二塁のチャンスを作り、リーズ・ホスキンスの2点タイムリー二塁打で逆転に成功。直後の4回表に同点に追い付かれたものの、その裏に二死一塁からアンドリュー・ナップのタイムリー三塁打で勝ち越しに成功し、これが決勝点となった。

オリオールズはフィリーズ(5安打)を上回る7安打を放ったものの、得点圏で7打数1安打に終わるなど、あと一本が出ず、2点どまり。先発のアレックス・カッブは7回途中3失点と力投したが、打線の援護に恵まれず、両リーグワーストタイとなる10敗目(2勝)を喫した。

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