D’station Racing、鈴鹿10時間の参戦体制を発表。バンバーら起用し2クラス制覇狙う

 7月4日、スーパーGT GT300クラス、スーパー耐久ST-X、ポルシェカレラカップ・ジャパン等幅広く活動を展開しているD’station Racingが、8月24〜26日に鈴鹿サーキットで開催される第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レースの参戦体制を発表した。

 スーパーGTでは藤井誠暢とスヴェン・ミューラーのコンビで参戦し、今季は開幕戦岡山で表彰台を獲得。また、スーパー耐久では星野敏/荒聖治/近藤翼のトリオで参戦し、第2戦SUGOで優勝を飾るなど、幅広い活躍をみせているD’station Racing。すでに8月の鈴鹿10時間に向けては2台体制での参戦を発表しているが、その陣容が明らかにされた。

 スーパーGTで使用しているホワイトがメインのポルシェ911 GT3 Rは、GT300同様にゼッケン7となり、プロクラスに参戦。そして、藤井とミューラーのコンビに加え、2015年・17年と二度のル・マン24時間総合優勝を飾っているニュージーランド人ドライバーのアール・バンバーが加わることになった。

 エースとしてチームを牽引する藤井、そしてニュルブルクリンク24時間では予選2番手の速さをみせたミューラー、さらにポルシェを知り尽くし、世界中で引く手あまたのバンバーというトリオは非常に強力なのは間違いない。ポルシェファクトリードライバー2名を擁し、プロクラス、総合の優勝を狙っていく。

 一方、スーパー耐久、ブランパンGTシリーズ・アジアで使用するグリーンのポルシェ911 GT3 Rは、ゼッケンは77に。チームオーナーにして、今季はカレラカップで素晴らしい速さをみせる星野、そして同じくカレラカップを戦い、スーパー耐久ではともに戦う近藤翼が起用され、ここに2017年までGT300でGULF NAC PORSCHE 911をドライブしていたジョノ・レスターが加わることになった。

 こちらのエントリーはプロ-アマクラスで、3人の速さを考えてもクラス優勝は十分に可能と言える。D’station Racingが目指すは2クラス制覇だ。7号車はすでに5月23〜24日に行われた合同テストでもトップタイムをマークしており、期待が高いチームと言えるだろう。

D'station Racing Porsche 991 GT3R

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