島の焼酎国際鑑評会で金賞 五島列島酒造「五島芋」 壱岐の蔵酒造「壱岐の島」「なでしこ」 海外販路拡大に期待

 米国で長年続く酒類鑑評会の焼酎部門で、長崎県五島市三井楽町の五島列島酒造が製造した「五島芋」と、壱岐市芦辺町の壱岐の蔵酒造が造った「壱岐の島」「なでしこ」が、それぞれ金賞に輝いた。両社は「島の焼酎が世界に認められた」と喜び、海外での販路拡大にも期待を寄せている。

 出品したのは「ロサンゼルス国際ワイン・蒸留酒鑑評会」。創設から約80年の歴史がある米国有数の大会で、今年は世界各国から約400点の出品があった。5月上旬に審査があり、焼酎部門では36点が金賞を受けた。
 「五島芋」は2009年発売。五島産の原料にこだわり、かんころ餅にも使われるサツマイモ「高系14号」を使用している。フルーティーな香りや甘味が特長で、女性や焼酎が苦手な人でも飲みやすいという。出荷量は年々増えており、今年は50キロリットルの製造を見込む。
 五島列島酒造の三﨑清一郎代表取締役(38)によると、海外への出荷は「ゼロに近い状態」。日本酒に比べて焼酎の知名度が低いためという。「海外でもウオッカやジンなどの蒸留酒が飲まれている。日本にもいい蒸留酒があると知ってもらい、五島の存在も広めたい」と意気込む。
 壱岐の蔵酒造は麦焼酎2銘柄で金賞を獲得。「壱岐の島」は、大麦3分の2、米こうじ3分の1の割合で使う伝統的な製法で造り、麦の香ばしさの中に米の甘味を感じられる。「なでしこ」は、本来日本酒の醸造で使うナデシコの花酵母で仕込み、フルーティーな香りが特長という。
 国外への販路拡大を検討している同社の石橋福太郎社長(45)は「自信になった。海外でも商品が認められ、やっていることが間違いではないと思った。将来は海外の食卓でもワインやビールのように飲んでほしい」と喜んでいる。

「五島芋」を製造する五島列島酒造の三﨑代表取締役(左)ら=五島市三井楽町
「壱岐の島」と「なでしこ」を製造する壱岐の蔵酒造の石橋社長(左)ら=壱岐市芦辺町

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