『JOE』は4日、「元コロンビア代表DFアンドレス・エスコバルの兄サンティアゴは、殺害予告が許されている現状を批判した」と報じた。
今回のワールドカップでは、コロンビア代表のMFカルロス・サンチェスがファンから批判の的になっている。
日本との試合では開始からわずかな時間でハンドを犯し、PKを与えて退場となった。
またラウンドオブ16のイングランド戦でもハリー・ケインとの接触がファウルと判定され、PKを与えてしまった。
彼に対してはSNSで殺害予告が行われるなど厳しい状態に置かれており、この後が心配されている。
コロンビアではかつて1994年ワールドカップでオウンゴールをしてしまたDFアンドレス・エスコバルが殺害される事件があった。
その兄であるサンティアゴは以下のように話し、コロンビアは弟の死を経験しながら何も学んでいないと批判した。
サンティアゴ・エスコバル 「こういうことを経験した者の兄弟として、私はなんとかしなければならないと思っている。
カルロス・サンチェスは2つのことで非常に悲しまなければならなくなる。自分のミス、そしてその後の恐怖に。家族もそうだろう。
アンドレス(弟)は何も脅迫は受けなかった。彼らはただ弟を街で射殺した。
事実人々はそのようなことをSNSで言うことをまだ許されている。死を脅かすような言葉でも。選手やその家族の人生に恐怖を与えるものだ。
アンドレスの死から、何も学んでいない。それが示されている。
こんな人々はコロンビアのサッカーファンではないし、逮捕されて刑務所に入れられるべき存在だ。
しかしアンドレスにあんなことが起こったにもかかわらず、国にはそれができる法律がないのだ」