10回表ギャティスが決勝犠飛 アストロズ延長戦制す

【アストロズ5-4レンジャーズ(延長10回)】@グローブライフ・パーク・イン・アーリントン

アストロズが延長戦を制し、敵地でのレンジャーズ2連戦をスイープした。先発のゲリット・コールが3回までに4点を失う苦しい展開となったアストロズだが、4回表にジョシュ・レディックの8号2ランとアレックス・ブレグマンのタイムリーで3点を返し、続く5回表にはユリ・グリエルの5号ソロで同点に。コールは5回108球4失点で降板したものの、3イニングを無失点に抑えたコリン・マクヒューを筆頭にリリーフ陣がレンジャーズ打線に勝ち越しを許さず、10回表一死二、三塁のチャンスでエバン・ギャティスが放った犠牲フライが決勝点となった。3番手として7回からマウンドに上がり、3回無失点の好リリーフを見せたマクヒューが4勝目(0敗)。試合を締めくくったケン・ジャイルズは12セーブ目をマークした。

アストロズは延長戦を制し、同じテキサス州に本拠地を置く同地区ライバルのレンジャーズに対する連勝を8に伸ばした。「少し長い試合だったね」と試合を振り返ったのは決勝犠飛を放ったギャティス。「なんとか勝ち越し点を奪うことができた。飛行機に乗ってホームに戻ろう」とギャティスが語ったように、アストロズは明日から前半戦終了までホーム11連戦を戦うことになる。

また、A.J.ヒンチ監督は「我々のブルペンは我々が必要としていた仕事をしてくれた」とリリーフ陣の好投を称えた。コールの加入により先発ローテーションから追い出される形とまったマクヒューは、リリーバーとしての役割を着実に果たしており、今季ここまで27試合で40イニングを投げて防御率0.90という見事なパフォーマンス。各選手が自身の役割を認識し、それを確実にこなしていることが、昨季に続いて地区首位を走るアストロズの強さを支えているのだろう。

© MLB Advanced Media, LP.