ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦でコロンビア代表をPK戦の末に撃破したイングランド代表は、ベスト8でスウェーデン代表と対戦する。今大会は決勝トーナメントの右ブロックが比較的楽と言われており、イングランドはコロンビアさえ撃破すればファイナルまで進めるのではないかと期待されていた。
しかし、以前イングランド代表を指揮した経験を持つスウェーデン人指揮官スヴェン・ゴラン・エリクソンはスウェーデン戦が危険なものになると主張する。英『FourFourtwo』によると、エリクソンはスウェーデンのファイト溢れるプレイが非常に厄介で、ブラジル代表を撃破するよりも困難なミッションになるとまで語っている。
「イングランドにとってはブラジルの方が倒しやすいだろうね。今のスウェーデンは撃破するのが非常に難しいチームだ。守る時には前線の選手もDFになるし、ボックス内でも非常に上手く守れる。スウェーデンの走力、献身性、フィジカルは信じられない。イングランドは準決勝に進むチャンスがある。しかしチームの誰か1人でもスウェーデン戦がイージーなものになると思っているなら、それは間違いだ。私の頭はイングランド、心はスウェーデンと言っているよ」
選手層ではイングランドが上だが、2006ドイツワールドカップでは2－2と引き分けるなどイングランドは歴史的にも何度かスウェーデンに苦戦している。今回も簡単に得点の決まるゲームとはならないはずだが、今大会No.1のサプライズチームであるスウェーデン相手にどう戦うのか。
