Dバックス・平野が4失点の炎上 カージナルス逆転勝利

【カージナルス8-4ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

カージナルスは1点ビハインドの7回表に、連続試合無失点の日本人記録まであと1に迫っていた平野佳寿を攻略。7回と8回の2イニングで7点を奪い、8対4で逆転勝利を収めた。平野は7回表先頭のヤイロ・ムニョスに4号同点ソロを被弾して連続試合無失点が26試合で途絶えると、エラー絡みで一死二塁のピンチを背負い、トミー・ファムに勝ち越しタイムリー。さらに二死一、二塁とピンチを広げたところで降板したが、平野のあとを継いだフェルナンド・サラスがヤディアー・モリーナに13号3ランを浴び、平野には失点4(自責点1)が記録された。カージナルス先発のマイルズ・マイコラスは6回2失点で9勝目(3敗)をマーク。逆転を許した平野はメジャー初黒星(2勝)を喫した。

平野はムニョスに同点弾を許したシーンについて「カウント1-0だったからストライクを投げようとした。狙ったところよりも少しだけ真ん中に入ってしまった」と語り、失投であったことを認めた。日本時間5月6日のアストロズで2失点を喫し、防御率が3.14まで悪化した平野は、そこから26試合連続無失点の好投でセットアッパーに定着。連続試合無失点の球団新人記録のみならず、球団記録までも更新し、上原浩治が持つ日本人記録まであと1に迫っていた。しかし、この試合ではスプリッターが高めに浮くなど本来のピッチングが見られず、エラー絡みだったとはいえ自己ワーストの4失点。記録更新はならなかった。とはいえ、今季ここまで42試合(リーグ最多タイ)に登板して2勝1敗19ホールド、防御率1.43は立派な数字。途絶えた記録は、また明日からスタートすればいいだけだ。

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