「坂道のアポロン」上映会 川棚で21、22日

 1960年代の長崎県佐世保市を舞台に、ジャズに熱中する高校生たちの青春を描いた映画「坂道のアポロン」の上映会が21、22の両日、長崎県東彼川棚町中組郷の町公会堂で開かれる。22日には佐世保市を拠点に活動する「佐世保ジャズスタディビッグバンド」のミニコンサートもある。
 映画は佐世保市出身の漫画家、小玉ユキさんの同名人気コミックを実写化。佐世保市内でロケ撮影もあった。3月に全国公開されたが、映画館のない川棚町でも楽しんでもらおうと実行委が上映会を企画した。実行委員長を務める同町の常在寺住職、合川天心さん(75)は「幅広い世代に楽しんでほしい」と話している。
 上映時間は▽21日=午後3時、同7時▽22日=午前10時、午後2時-。ミニコンサートは22日午後1時から。入場は映画の鑑賞者のみで無料。
 前売り券は東彼川棚、東彼杵、波佐見の各町教委や東彼商工会などで購入できる。前売りと小中高校生は実行委が料金の一部を負担。詳しい料金は事務局(電0956・82・5646)。

「幅広い世代に見てほしい」と話す合川さん=川棚町

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