ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦で日本代表を3－2で撃破したベルギー代表だが、お世辞にも良い守備をしているとは言えなかった。日本相手からは3点を奪って劇的な逆転勝利を収めることができたが、次の相手はブラジル代表だ。2点も先制された時点でゲームオーバーと考えた方がいいだろう。どこまで無失点で耐えられるかが1つのポイントになる。
注目はブラジルの左サイドで実現するネイマールとトマ・ムニエのパリ・サンジェルマン同士の攻防か。190㎝のサイズを誇るムニエは右のウイングバックとして奮闘しているが、ネイマールの華麗なステップワークについていけるのか少々疑問だ。大型選手ということもあり、小回りや一瞬の加速でネイマールを上回るのは難しいはず。
ブラジル『Globo Esporte』によると、PSGで普段からネイマールを見ているムニエも止め方が分からないと嘆く。
「彼の止め方は分からないよ。彼は予測不能だ。ネイマールはチームメイトとしても、対峙する相手としてもベストプレイヤーだ。とにかくベストを尽くすよ。僕たちにチャンスはある。ただ、彼らを抑えるのは難しいことも分かっている。ネイマールだけじゃなく、コウチーニョ、フィルミーノ、ジェズス、彼ら全体がね」
今のブラジルは攻撃力も高いが、リードを守り切る力が長けている。先制点を与えてしまえばベルギーは苦しくなる。守備を修正しない限りブラジル撃破は困難だろう。
