本命以外に出願後、倍率見て変更 “偵察出願”不可能に 兵庫の公立高入試

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 兵庫県教育委員会は5日、公立高校一般入試で、いったん単独選抜で出願し、出願状況を確認した後に難関校の複数志願選抜に変更する“偵察出願”を防ぐため、志願変更の方法を一部見直すと発表した。単独選抜から複数志願選抜への志願変更を同じ学校でのみ認める。現中3生が受験する2019年度入試から適用する。(井上駿)

 一般入試は全日制普通科や総合学科は複数志願選抜、専門学科や定時制は単独選抜となる。複数→複数の志願変更は第2志願校しか変えられない。ところが、単独→複数では第1、第2とも変更が可能だったことから、単独で出願し、志願状況を見ながら複数選抜で志願校を選ぶ「抜け道」が可能だった。

 県教委によると、18年度入試では、出願時に定員割れした第4学区の難関校の第1志願者数が、志願変更で増え、偵察出願があったとみられる。

 そのため、15年度入試で5学区制による現行制度になって以降、毎年、「不公平だ」との指摘があり、県教委が対策を検討。単独→複数への志願変更を制限することにした。ただ、通える範囲に公立高が少ないなどのケースも想定されるため、第1志願に限って同一校内の学科への変更を認めることにした。

 各学区で単独→複数の志願変更が可能なのは以下の15校。※(定)は定時制

 第1=洲本(定)▽第2=有馬(定)、尼崎双星、市伊丹▽第3=松陽(定)、西脇、小野、社▽第4=赤穂(定)、上郡、佐用、山崎▽第5=豊岡(定)、香住、豊岡総合

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 19年度一般入試の日程は、出願は来年2月22日~26日、志願変更は2月28日~3月4日、学力検査は3月12日(総合学科の実技試験は同13日)。合格発表は同19日にある。