【MLB】イチロー強肩プレーに「オォォォーノー」マ軍が08年球宴名場面をツイート

マリナーズ・イチロー【写真:Getty Images】

2008年ヤンキースタジアムで右翼線二塁打を単打+二塁刺殺に仕留める

 7月17日(日本時間18日)にワシントンDCにあるナショナルズパークで開催される第89回オールスターゲーム。ファン投票は米東部時間5日午後11時59分(同6日午後0時59分)に締め切られる。マリナーズでは、公式ツイッターで2008年オールスターでイチローが見せた強肩プレーの動画を公開。「こういうオールスター名場面がもっと見たければ、マリナーズ選手に投票しよう」と最後の投票を呼び掛けた。

 10年経っても色褪せないプレーが生まれたのは、2008年にヤンキースタジアムで開催されたオールスターゲームでのことだった。この年、8年連続球宴選出を果たしたイチローはア・リーグの「1番・右翼」として先発。衝撃の場面は、0-0の4回に訪れた。ナ・リーグが攻撃の4回表、1死走者なしの場面で打席に立ったのは、イチローの“同期”アルバート・プホルス内野手(当時カージナルス)だった。

 プホルスは、ア・リーグ3番手のロイ・ハラデー(ブルージェイズ)と対戦。2ストライクからの4球目を右翼線最深部の二塁打コースに弾き返した。だが、守っていた相手が悪かった。プホルスは一塁ベースを蹴って二塁を目指したが、フェンスまで転がって戻ってきたクッションボールを捕ったイチローは、間髪入れずに二塁へ向かって矢のような送球を投げた。ボールは二塁ベースカバーに入ったデレク・ジーター(ヤンキース)のグラブにすっぽり収まるストライク送球。プホルスを余裕でアウトに仕留めた。

 最終投票を呼び掛けるツイッターでは「イチローを相手に単打を二塁打にする? オォォォーノー、そんなことしちゃダメだって」とのキャプションを添え、背番号51の強肩ぶりを称えた。

 2008年のオールスターには、ナ・リーグの「8番・中堅」でカブス福留孝介外野手(現阪神)が先発し、日本人野手が2人スタメンに名を連ねた試合でもあった。

 今年のオールスターではどんな名場面が誕生するのだろうか。

(Full-Count編集部)

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