旅の「ストーリー」提案 くまもとDMCが外国人向けプラザ、上通にオープン

着物レンタル店で和服に着替え、水前寺成趣園を散策する香港からの観光客。くまもとDMCは成趣園での着付け体験などの「文化」を訪日外国人に売り込む考え=熊本市中央区

 肥後銀行と県が共同出資して設立した観光戦略会社、くまもとDMC(熊本市)は30日、インバウンド(訪日外国人)らをターゲットにした県内ツアーなどを扱う「ツアープラザKAMITORI」を同市中央区の上通商店街内に開設する。

 同社によると、県内のインバウンドはリピーターの増加でニーズが細分化しつつあり、「ストーリー性」のある旅を好む傾向が強まっているという。

 プラザではこうした傾向に対応できるよう、▽細川藩ゆかりの泰勝寺跡で伝統芸能を楽しむ「歴史」▽水前寺成趣園などで着付けを体験する「文化」▽阿蘇のパラグライダーなどの「アクティビティー」-といったテーマに沿って熊本での過ごし方を提案。単発の体験のほか複数の体験を組み合わせた周遊ツアーを販売し、飲食店や買い物スポットも紹介する。

 プラザは肥後銀行上通支店の1階部分(約110平方メートル)に設け、英語、中国語、韓国語に対応できるスタッフ3~4人が常駐予定。それ以外の言語にはコールセンターで対応する。公衆無線LAN「Wi-Fi」を整備。手荷物預かりサービスやレンタカーの手配も行う。日本人も利用可。

 南阿蘇村のそば粉を利用したオリジナル菓子なども販売。県産品をアピールすることで現地に足を運んでもらう仕掛けを考えているといい、「『旅の総合窓口』として、熊本の食や観光の魅力を世界に向けてアピールしたい」としている。(澤本麻里子)

(2018年7月6日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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