ブラジル代表FWネイマールはピッチに倒れ込んで痛がってばかりだなどと言われ、ロシアワールドカップでもネイマールの倒れ方に批判的な意見が出ている。しかしマンチェスター・ユナイテッド指揮官ジョゼ・モウリーニョは、ダイブしているのはネイマールだけじゃないと不満を露わにしている。
ロシア『RT』でワールドカップの解説を務めているモウリーニョは、ビデオ判定システム(VAR)の登場で審判にファウルをアピールする選手が増えたと嘆いており、全ての試合で審判を欺こうとするプレイがあると主張している。
「みんなネイマールを見ているが、ネイマールだけじゃないよ。全てのチームが多くのダイブをし、審判にプレッシャーをかけている。ゲームのクオリティは損なわれ、それは私にとってネガティヴなことだ。イングランドとコロンビアのゲームだけじゃない。ほとんど全ての試合で審判の仕事を難しくさせている。DFのハリー・マグワイアのような選手がダイブしたのには驚いたよ。本来彼は正直な男だが、ボックス内でダイブして審判にVARを要求していた。選手たちは数多くの観衆の前でワールドカップをプレイしている責任を感じるべきだ」
VARの導入でPKが増えているのは間違いなく、少しの接触でPKを求める選手も増えている。あまり美しい光景とは言えず、モウリーニョはそこに不満を抱いているようだ。