小松の麦わらでストロー 金沢の会社が試作

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 使い捨てのプラスチック製ストローの代用品として、小松産大麦のわらでできたストローを金沢市の企業が6日までに試作した。大麦の茎に加工を施した製品で、小松商工会議所が商品化に協力している。海洋汚染ごみの対策として、世界的にプラスチック製品の使用を禁止する動きがあり、同会議所は環境保全につながる商品をきっかけに、大麦産地のPRに結び付けたいとしている。

 大麦のストローは、食料品の企画販売を行う「ロータスコンセプト」(金沢市山の上町)が開発に取り組んでいる。大麦は小松市の特産品で、同会議所が農商工連携事業として、農家との仲介や販路開拓などで支援する。

 大麦ストローは嵐農産(同市河田町)から6月上旬に刈り取った麦わらを提供してもらい試作した。茎の節と節の間を切り取り、薄皮を剥がした後、煮沸消毒をしている。

 自然の麦わらをそのまま使うため、長さは15~18センチ、直径は3~5ミリとばらつきがある。軽さやつやつやとした質感が特長で、繰り返し使うこともできる。

 米国や英国では海洋汚染対策の一環で、プラスチック製の使い捨て食器をなくすための取り組みが進んでいる。代替品として紙製ストローの使用が呼び掛けられている。