大谷の対左腕起用も明言「少しずつ慣らすために起用する」
エンゼルスのマイク・ソーシア監督は6日(日本時間7日)、本拠地でのエンゼルス戦を前に囲み取材に応じ、注目を集めるエ軍大谷翔平投手VSド軍前田健太投手の日本人対決について「ショウヘイに限らず打線全体でマエダ相手にいい攻め方をして、勝つチャンスをつかめればと思う」と話した。
右肘内側側副靱帯の損傷で故障者リスト(DL)入りしていた大谷は、これが復帰4戦目となる。指揮官は「彼は1か月休んでいたから、メジャーの投球に慣れていかないといけない。いいスイングはしているし、再び慣れてくれば、いい打席もまた増えてくるだろう」と話した。同時に「シーズン当初の頃のようなリズムをつかんでくれればと思う」とし、打線の中軸を担う働きを期待した。
前日5日(同6日)は相手先発が左腕だったためベンチスタート。大谷は、ここまで対左腕の打率は.125で、対右腕(.341)に比べると極端に悪い。だが、指揮官は「少しずつ左腕に慣らすために起用するつもり」とし、今後の見通しについて話した。
この日は「6番・DH」で先発する大谷。日本時代は通算7打数2安打4三振という前田相手に、どんなバッティングを見せるのだろうか。
(山岡則夫 / Norio Yamaoka)
山岡則夫 プロフィール
1972年島根県出身。千葉大学卒業後、アパレル会社勤務などを経て01年にInnings,Co.を設立、雑誌Ballpark Time!を発刊。現在はBallparkレーベルとして様々な書籍、雑誌を企画、製作するほか、多くの雑誌やホームページに寄稿している。最新刊は「岩隈久志のピッチングバイブル」、「躍進する広島カープを支える選手たち」(株式会社舵社)。Ballpark Time!オフィシャルページにて取材日記を定期的に更新中。