かまぼこ型の屋根、カーブを描くホーム、くし形の行き止まり駅―――。
2013年まで存在した、東急東横線 渋谷駅地上ホーム。
写真は2011年1月、19時ごろの光景。
4面4線ののりばを行き来する通勤客、それを覆うかまぼこ型の屋根、空間をうめては抜けていく電車たち。
頭端式ホームに進入する電車のスピードと、人の歩くリズムが、妙にマッチしていた感じ。
いまは、地下ホームを勢いよく入ってきて、ひと呼吸つく間もなく、電車は同じ方向へ出ていく。
しかも、西武や東武、メトロ、東急、横浜と、いろいろな電車が入っては出ていく。
―――渋谷はまだまだ激変前夜。地上の銀座線も山手線埼京線も、大きく変わる。
