昨年、5度目のバロンドールを受賞したクリスティアーノ・ロナウド。ただ、彼も33歳になった。
ここでは、『sportskeeda』による「ロナウドの後継者になれる5人の候補」を見てみよう。
ムハンマド・サラー（リヴァプール/エジプト代表）
現在、世界で最もホットな選手のひとりであるサラー。リヴァプールで32ゴールを叩き出し、プレミアリーグ得点王に輝いた。
優れたスピード、前線のどこでもプレーできる能力、そしてインテリジェンスをも併せ持つのは、世界最高の選手だけだ。さらにこのエジプト代表FWは桁外れの活動量、強さ、そのスキルセットを発揮できる能力も兼備している。
今の彼はロナウドの代役になりうるモダンなウィンガーとなった。ただ、サラーは昨季リヴァプールに加わったばかりであり、もしベルナベウに連れてこようとすれば莫大な金額が必要だろう。
とはいえ、彼がもしレアルに加入したら、チームは現在最強かつまだ成長の余地を残した末恐ろしい人材を確保することになる。
イニャキ・ウィリアムス（アスレティック・ビルバオ/スペイン）
体格とスタイルでいえば、彼ほどロナウドの代役に適した人物はほとんどいない。
ビルバオ生まれながら、ガーナとリベリアにルーツを持つイニャキは、メガクラブから熱視線を浴びている。なぜ彼がいまだにステップアップしていないのかは、サッカー界の謎のひとつだ。
スピード、強さ、インテリジェンスを兼ね備えた彼は、ユース時代から注目されてきた。ただ、そのポテンシャルを開花し切れていないという消えることのない感覚もあり、リーガをよく見ている人物ならば、彼のゲームにはまだ多くの欠点があると証言するはずだ。レアル史上最高の選手の代役になると考える前に、それに対処する必要がある。
彼のバイアウト額は6000万ユーロ（79.6億円）に引き上げられたとされているが、レアルには不可能な額ではない。
アンドレ・シウヴァ（ミラン/ポルトガル代表）
すでにロナウドと代表のチームメイトになっているシウヴァ。代表において偉大なる先輩の代役になれる理想の候補としてずっと期待されてきた。
判断が素早くスピードがあるという以上に、クレバーで神出鬼没なストライカーであるが、まだ粗削りで“研磨”しなければいけない側面もある。爆発的な才能はないように見えるし、ゲームに関われていないと“消える”傾向にある。
とはいえ、振りの速い両足、ゲームを読む力、正しい時に正しい場所にいる能力、そして自らを鼓舞して改善し続ける欲を持っている。
昨季、3800万ユーロ（51.7億円）でミランに移籍したがまだフィットし切れていない。とはいえ、11人もの選手を入れ替えたミランは戦術面に苦闘している最中にあった。そのような状況が永遠に続くわけではないだろう。
レアルが関心を示した際、ミランがいくらを要求するのかは分からない。だが、その額がいくらであろうと、彼が自らを鼓舞して成長しようとする限りは“想定内のギャンブル”になるだろう。シウヴァはロナウドの代役として素晴らしいチョイスになりうる。
ルロイ・サネ（マンチェスター・シティ/ドイツ代表）
この快足ウィンガーは、今イングランドのDFたちをブチ壊している。サネは“7番”の王位継承者として最も正統なように見える。
シャルケでブレイクして以降、彼は世界で見るべき若手のひとりに君臨してきた。オリンピックメダリストの母とサッカーの元セネガル代表選手である父のもとに生まれたサラブレッドだ。
プレミア2年目で爆発し、なぜシティが3700万ポンド（55.6億円）を投資したのかがよく分かる。魅惑のドリブルで相手をきりきり舞いさせるほか、どちらのサイドでも機能できる。また、ロナウドのような得点力＆アシスト力を兼備しているほか、フィジカルも非常に強くボールを奪うことは難儀だ。
シティが彼のようなタレントを喜んで手放すことはありえないだろう。もしそうするならば、エンバッペ級の莫大な移籍金が必要になりそうだ。
キリアン・エンバッペ（PSG/フランス代表）
驚異的なスピード、驚愕のドリブルスキル、年齢以上のフィニッシュ力を兼備するエンバッペ。ロナウドを補完するだけでなく、彼にとって代わるためのツールを全て持ち合わせている。
レアルのペレス会長はいまだにエンバッペの引き抜きに失敗したことを悔やんでおり、将来彼を迎え入れるためには何でもするかもしれない。
フットボール界の頂点に上り詰めようとしているこの若者はセンセーショナルだ。その成り上がりが如何に驚くべきものかは、彼がプロとしてフルシーズンを戦うのがまだ2シーズン目だということ。
彼を見てきた専門家たちは、エンバッペはメッシやロナウドのレベルに匹敵するだろうと述べている。彼は年齢上のスキルとタッチを見せつけており、クリスティアーノの代役以上になるだろう。
