国際交流、平和理解に意欲 仏の大学生ら長崎市長を訪問

 長崎外国語大の日本語研修事業に参加しているフランスの大学生ら24人が5日、長崎市役所に田上富久市長を訪ね、平和理解や日仏の国際交流の発展に意欲を示した。
 西フランス・カトリック大の学生を中心に、高校生や社会人ら17~42歳の男女が訪問。田上市長はフランス人宣教師ド・ロ神父を例に、日本とフランスの縁を紹介。訪問団を代表してランドメン・アントワンさん(17)が「長崎を知り、両国の関係がもっと良くなることを願う」と述べた。田上市長が「長崎と聞いて連想することは」と質問すると、訪問団は長崎原爆を挙げ、平和理解を深める意欲を見せた。
 研修は1989年から2年に1度実施。14回目の今年は、4~24日の日程で長崎に滞在。茶道や書道などの日本文化に触れ、平和公園や長崎原爆資料館も訪問する。

国際交流の発展に向け意欲を示すフランスの大学生ら=長崎市役所

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