橋と電車と河川敷、妙典の青と緑

ゴロン、ゴロンゴロン、ゴロンゴロン……。

東西線 電車がメトロ第二江戸川橋梁を渡るのをながめながら、バーベキューのけむりと笑い声。

ゆるく自由な時間が流れるこの河川敷に、新しい橋がかかる。

県道船橋行徳線(仮称)妙典橋。

両岸からのびてきた橋がいよいよつながり、3径間連続鋼鈑桁橋と6径間連続鋼床版箱桁橋が見えてきた。

「こんにちは」。河川敷を走っていると、ジョガーやサイクリストが声をかける。

妙典公園バーベキュー広場の裏手には、きれいな曲線を描く連絡線。本線から分岐し、深川検車区行徳分室へと続く線路。

河川敷からのながめは、どの方角も絵になる。

車両基地の上をまたぐ妙典橋のコントラスト、東西線の第二江戸川橋梁と水道橋。河川敷の蒼と江戸川の碧……。

青と緑が重なり合う、妙典の週末に乾杯。

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